ドイツ語なら創立45周年のハイデルベルク

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ドイツ語力UP
中山純担当講師

<講座開設の目的> 
現在、大学やドイツ語学院ハイデルベルクのような語学学校やカルチャーセンターのドイツ語授業で使用されている教科書は、その多くが欧州共通参照枠(CEFR)と呼ばれるカリキュラムやレベル設定に準拠して編纂されています。 CEFRの理念の根底には、欧州のどこの国や町に移動しても、自分の語学力に準拠した学習を継続できることと、ターゲット言語が使われている国や地域で支障なく日常生活や勉学ができるようになることがあります。 欧州で生活していくためには多文化共生社会への適応のほか、EUの中核をなす国々で常識になりつつあるパッチワークファミリーやジェンダーフリーの思想への理解も必要になります。
総称的にLandeskunde(地誌情報)と呼ばれる知識や情報は、切り離して教えるのではなく、言語活動の中に包括して伝えていきます。優れた教授法であり、ドイツ語圏で暮らしたり学んだりする人にとっては避けて通ることができない問題への対処方法を習得することが可能です。
その一方で、コミュニケーションのモデル会話の中に含まれている多様な異文化情報に目を奪われて、肝心なドイツ語そのものの姿がかすんでしまっているような学習者も見受けられます。
ドイツ語を使う上で欠かすことができないドイツ語圏の情報へも目を配りつつ、モデル会話から離れて、ドイツ語の力を向上させる授業ができないものか考えてきました。
一部の学習方法は当学院のプライベート授業でもすでに使っていますし、聴解力の強化法については独検対策講座でも紹介したことがあります。今回は、試験対策などの特定のスキル強化を目指すのではなく、読む・話す・聞く・書くという4技能を鍛える方法を紹介しながら練習していただき、いずれ自立してドイツ語力を強化できるようになることを目指します。

<授業の組み立て>
・特定のトピックについての短い文章の講読
・新規語彙や文法を確認しながら日本語に訳す
・内容についてドイツ語で質疑応答
・文章の聴解と朗読
・文章の要約やパラフレイズ
・名詞化など品詞の転換、同義・反義の確認などの語彙練習
・トピックについてドイツ語で意見の開陳・交換
・意見交換についての短い記録の作成

こちらの講座は見学を受け付けておりませんので興味のある方は下記をご利用ください。
クラス紹介のための無料ワークショップ 1月29日14時 開催 <通学定員8人>